ワラス旅行 世界遺産チャビン・デ・ワンタル遺跡 その1

Chavín de Huántar (チャビン・デ・ワンタル遺跡) – ワラスの町から南東へ115km、アンデネスが広がる谷にある古代遺跡。紀元前800年~500年頃に最盛期を迎えたチャビン文化のもので、遠方から巡礼者が訪れる宗教上の要所でもあった。1985年、ユネスコの世界文化遺産に登録された。

早朝ワラスを出発したバスは途中から未舗装路をのんびりと走る。標高4069mのケロコチャ湖畔で小休止。

Cordillera Blancaを突き抜けるKahuish(Kawish)トンネル。長さ578m。

遺跡に到着。まずは入り口そばにある博物館へ。前庭には、この遺跡の主神体「Lanzon (ランソン)」のレプリカが。ランソンは「大きな槍」という意味らしい。

ランソンの…開き(笑)頭はジャガー(もしくは猫科動物)、髪は蛇、そして体は人間。チャビンで一番古く重要な神さま。しかし、きちんと下書きしてたとしても、よくまあこれだけ左右ぴったりに彫れたもんだ。顎?や足は若干左側が下がってるけど、顔はちゃんと左右対称。日本の狛犬にもちょっと似てる?私、結構好きであります。

「Cabeza Clava (カベッサ・クラバ)」カベッサは頭、クラバは釘。ほんと、そんな形をしています。

博物館内のカベッサ・クラバ。ランソンのように牙のある物から、まるで人間っぽいのまで。

三つ並んでる真ん中の小さいやつ、耳まである! こんなオジさん、いそうじゃない?

遺跡内で発見された石。チャビンの特徴はこの見事な彫刻。ティワナク文化も見事だったけど、こういうのって、他にあまり見ない気がする。

さて、雨もやんだし、遺跡にいきますか!まずはちょっと位置関係をお勉強。遺跡は結構崩れているので、この模型をよく覚えましょう♪模型の右手が北、左手が南です。北側の旧神殿と南側の立派な新神殿から構成され、旧神殿の前には「Plaza Circular (円形広場)」という半地下構造の広場があります。この円形広場の外側には地下室があって、681点にも及ぶ奉納品と思われる土器や、生贄?の女性やリャマなどの骨や貝も出土したらしい。ちなみにランソン像は、円形広場上の階段を上がった旧神殿の奥にあります。

ライモンディの石碑」もしくは「杖の神」と呼ばれる石版。高さ2m、幅74cm。 新神殿付近から出土した。両手に杖を持ち、頭には何段にもなった冠を被っている。

のどかな風景の中をてくてくと歩く。

「Plaza Cuadrada (四角い広場)」半地下構造で、一辺49.72m四方のほぼ正確な正方形。雨乞いの儀式が行われた場所。

こちらは地下水路。この中がどうなってるのか、まだ分かってないんだって。1616年、スペインの神学者Antonio Vásquez de Espinozaは、チャビン・デ・ワンタル遺跡が西洋のローマやエルサレムのような聖域であったと記している。

広場にある階段はとても精巧に造られている。こちらは「身分の高い人用」。

広場の左右の台の階段は
荒い石造り。 だから一般用。

7つのくぼみのある「Piedra Siete Hoyos」。チャビン暦の正月(12月24日 ) の星空と、この凹みの位置は一致してるらしい。

「Escalinata Blanco y Negro (黒と白の階段)」入り口の模型によると、写真奥(北)が黒、手前(南)が白のようだ。黒は悪、闇、罪。 白は善、光、希望。大地の女神パチャママなど、女性も”白”の部類に属していたらしい。そのくせ生贄も女性だっていうんだから、ツアーの女性陣から、「男も生贄にするべきだ!」という抗議の声?があがりました(笑)

この階段には、蛇の彫刻が残ってる。さて、後半に続きます。

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