アンデス初の統一国家ワリ帝国の遺跡

2月10日(土)AB-ROAD海外ガイド記事にアンデス初の統一国家ワリ帝国の遺跡が掲載されました。

アヤクチョの郊外、キヌア村へ向かう途中にあるワリ遺跡は、あのインカに多大な影響を与えたといわれるワリ帝国の都市遺構。最盛期には4万人もの人々が暮らしたという巨大都市です。標高2750~2800mという高地ながらも比較的気候穏やかな場所に位置するこの都市は、南北アンデスと海岸エリア、またアマゾンとを結ぶ交易の中心地だったとか。キヌア畑に囲まれた現在ののんびりした雰囲気からはちょっと想像しにくいですが、1500年前にはさぞや賑わっていたのでしょうね。

発掘は現在も続いており、数年前には石造りの地下霊廟も見つかったそう。ビデオを見ましたがこれがなかなか見事で、世界遺産に登録されているチャビンデワンタル神殿を彷彿とさせる厳かな雰囲気が漂っていました。地下霊廟を一般公開するプランもそうなので、今からとっても楽しみ。もちろんそれ以外にも見どころはたくさんありますよ。アヤクチョへお出かけの際は、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。