ペルー政府、エクアドルに国境の「壁」建設中止を要請

ペルー外務省は5日、エクアドル政府に対しペルーとの国境における「壁」の建設を至急中止するよう外交文書で要請した。

ペルー外務省ラテンアメリカ局長ウゴ・デ・セラを通じ、在秘エクアドル大使ホセ・サンドバルに送付された外交文書の内容は、壁の建設が両国国境の一体化に負の影響を及ぼすというもの。ペルー政府は当件に関し、政治的かつ技術的な性質の2国間会議を至急開催するようエクアドル側に求めている。

エクアドルは、ペルー(トゥンベス州)とエクアドル国境を流れるサルミージャ国際水路の右岸(エクアドル側)において、高さ数メートルにおよぶ壁の建設を最近開始した。1988年に締結された2か国間合意では、水路から10m以内の管理用道路以外の設備構築は制限されている。

(ソース: Andina 05/06/17)