サバンカヤ山の降灰コルカ渓谷に到達

アレキパ州サバンカヤ山(活火山)の噴煙による降灰は半径30~35kmの範囲におよび、観光地のコルカ渓谷エリアまで到達した。鉱業冶金地質研究所(INGEMMET)の火山観測所が伝えた。

10日午前8時の報告によると、噴煙は上空2000mに届き、パルホ、カハマルカーナ、サジャリ、パンパセピーナ、オルニージョ、パタパンパ各集落の家屋およびヤンケチバイ、コポラケ、イチュパンパ、アチョマの村々にも火山灰が降り注いだという。

コルカ渓谷に位置するこれらの村では、火山灰による飲料用水源や灌漑用水への影響が懸念されている。同エリアは国内外から1日あたり約1000人の旅行者が訪れる有名な観光地。

チバイ村のロムロ・ティンタ村長は、住民に対し防塵マスク5万個と保護ゴーグル5000個を支給するようアレキパ地方政府防災局に要請した。

隣接するモケグア州のウビナス山でも今月8日に3度の噴火と上空1500mにおよぶ噴煙が観測されており、サバンカヤ山と併せた国内南部2火山同時噴火は観測史上初になる。

(ソース: El Comercio 10/11/16)