MISTURA / ミストゥーラ 2016 その2

Misturaの続き。5×5の開始前に、ちょこっとペルー料理を見て回る。Chancho系はもとより、Pachamanca huanuqueña(ワヌコ風パチャマンカ)やCuy al Palo Cusqueño(クスコ風クイの串焼き)など、毎年のことながら分かりやすいものに人気が集中していた。

Cuyassic Park(ふざけた名前だな)の軒先は、クイの腹に詰められたワカタイとイエルバブエナの何ともいえぬ良い香りが漂っていた。オーナーのモイセスは怪しさ満載だが、こんがり焼けたクイはなかなか美味しそうだった。

Mistura 2016 インド・パビリオン5×5を見てビールで一息ついた後、14時過ぎに再びインド・パビリオンへ。この時間になってもまだ準備ができていないらしく、店内はすっかりカオスと化していた。私の前に20~30人はいただろう、中には「2時間前に注文したのに、まだ食べれていないの」というセニョーラもいた。10:30開始のイベントで14:00を過ぎてもまだ食べられないとは、恐るべしインド。

Mistura 2016 インド料理脇に併設されたインド風パティオには、注文を諦めたのか、すっかりくつろぎモードに入った人たちがゴロゴロしていた。出直そうかと思っていた矢先にやっと料理が登場し、件のセニョーラと、たまたま横にいた私に最初の皿が配られた。客を並ばせるとかチケットの番号順に渡すという接客の基本を全く無視した対応に、周囲は大ブーイング!ははは、でももう受け取っちゃったもんね~。Chicken Tikka Massalaは辛さ控えめながらとてもまろやかで、後を引く美味しさ。Tandoori Sheesh Kebabも香辛料がよく効いて、羊肉の個性を引き立てている。前回も書いたが、とにかくなんでもサルサをかけて終わりという昨今のフュージョンにはもう飽き飽きだ。こういう完成度の高い料理を食べると、ほんと落ち着く。やはりインド3000年の歴史は伊達じゃない。

hansikメキシコ・パビリオンのすぐそばでは、韓国料理の無料配布が行われていた。彼らは在秘韓国人ではなく、わざわざソウルから来たそうだ。プロ仕様のビデオやカメラを4~5台持参し、映画でも作るのかと思うくらいあらゆる角度から撮影。韓流を意識しているのだろう、若いスタッフばかりで、写真撮影にも積極的に応えてた。本国に帰ったら「韓国料理がペルーを席巻!」と喧伝するんだろうな。確かにココだけ見たらそう言えなくもない。

Mistura 2016 Korea Thunder 元MBLAQのThunder(韓国名はチョンドゥン)も来ていたらしい。カメラや携帯を握りしめたK-Popファンに取り囲まれていたようだ。韓国はこうしたプロパガンダにはしっかり金をかけるし、やり方が本当に上手い。今回は日本や海外のシェフが招待され、ディスカッションやデモンストレーションが行われた。しかし「食べること」が目的の一般客は、ホールでのイベントに関心を払わない。もちろん単に “世界の有名シェフを招聘” というだけならいいんだけどさ。でも実際ニュースとして取り上げられているのは韓国や他国であって、日本じゃない。ああ、残念、残念。

Mistura 2016 クラフトビールこの後もちょこちょことつまみ食いしながら会場を回る。今年もCerveza artesanalは会場の隅っこに追いやられていたが、去年これ見よがしにでかいパビリオンを展開していたBackusの姿もなく、好きな銘柄を落ち着いて楽しめるいい雰囲気になっていた。でもここは吹き曝しだし、日没以降は耐え難い寒さだろうけどね。

Mistura 2016 Chancho al palo夕方、日本から来ていた友達と合流。飲んでしゃべって楽しい時を過ごした。今年食べたのはSancochado、Shawarma(帰宅後)、Causa Crocante、Hamburguesa de Quinua、Tallarin Verde con Bistec、Chicken Tikka MassalaとTandoori Sheesh Kebab、Trucha a lo macho en Tres Rocotos、Chancho al Palo、Tamal、Picaronesとビール、ビール、ビール!夜があんなに寒くなければ、まだ色々食べれたなぁ。久しぶりに刺激の多かったMistura。来年も世界各地の料理を楽しめますように!(すでにペルー料理はどうでもよくなっているww)