ハナグマのフンから作るコーヒー豆 Café Misha

Kopi Luwak (コピ・ルアク)をご存知だろうか。コーヒーの果実を食べたジャコウネコのフンから未消化の豆を取り出して、洗浄・焙煎したもの。インドネシア時代にその存在を知ったが、どんなに美味しいと言われても“フン”である。加えてジャコウネコの飼育方法が問題視されていたこともあり、なんとなく気が引けた。そのまま地球の裏側に移動し、ついぞ味わうことなく現在に至る。でも昨日のTV Perúでなんと、ペルーの“オトシモノ系”コーヒーが紹介されていたのだ!その名もCafé Misha (カフェ・ミーシャ)。その創造主はcoati (コアティ)、すなわちハナグマだ。

カフェ・ミーシャの故郷は、ペルー中央部フニン州のチャンチャマヨ郡。ここはペルー有数のコーヒー生産地である。以前ポスソ旅行の途中で立ち寄ったことがあるが、真っ赤に熟れたコーヒーの果実が農園を染めるようすはなかなかのものだった。

チャンチャマヨのハナグマたちは、コーヒーの果実が大好物!しっかり熟れた食べごろの果実だけを選んで食べる。フルーツや野菜も食べるが、これらが胃の中でコーヒー豆にさまざまな風味を加えるそうだ。彼らのオトシモノから生まれたソレは、米国では1キロ当たりおよそ1400ドルで販売される。たった一杯のカプチーノに75ドルも払う客がいるなんて信じられないよ~!

本来の気性は荒いというハナグマ。でもチャンチャマヨでは家畜として飼いならされ、毎日大好きなコーヒーの果実をひたすら食べては“仕事”をこなしている。カフェ・ミーシャはその品質もさることながら、生産量がわずかなため高額で取引され、米国や欧州、中東などに輸出される一方、ペルー国内での消費はわずか。いつものことだが、良いものはすべて海外に持っていかれるのよね。でも今年のMisturaで販売されているそうですよ!これから行かれる方、ぜひGran Mercadoで探してみてください♪

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