ペルーの2銀行 ATM手数料一部廃止へ

ペルーのBBVAコンチネンタル銀行とクレジット銀行(BCP)は16日、デビットカードによるATMでの現金引き出しに適用される非同一地域間現金引き出し手数料 (comisión interplaza) の廃止を相次いで発表した。

同手数料は、口座開設支店とは管轄の異なる地域の同一行ATMを利用した現金引き出し(キャッシュカード使用)に際し課金されるもの。BBVAの例では、リマ州だけでもリマ首都圏、ワラル、ワチョ、カニエテ、バランカ、チャンカイの6地域に管轄が分かれ、地域を跨いだATM利用には7.5ソレスの手数料が課されている。

廃止時期はBBVAが8月19日から、BCPは10月以降。BCPの個人向け預金部署責任者セサル・カサボーンは、同手数料の廃止が他サービスの値上げにつながることはないと述べ、顧客確保の面から他行も追随と予測。

BCPとBBVAはそれぞれ全国に2500台・1800台のATMを配置、BBVAは同手数料の廃止で20~30%のATM利用客増加を見込んでいる。

(ソース: Gestión 17/08/16)