新1ソル硬貨第22弾はワラウタンボ遺跡

11月4日、ペルー中央準備銀行(BCR)はコレクション用1ソル硬貨「ペルーの富と誇り」シリーズを約5か月ぶりに発表。第22弾となる今回は、リマ州とも接しているペルー中部パスコ州の遺跡、「Sitio Arqueológico de Huarautambo (ワラウタンボ遺跡)」がモチーフとして採用された。

Sitio Arqueológico de Huarautambo (ワラウタンボ遺跡)

ワラウタンボはインカ時代の住居跡で、当時は主に宿場および聖地としての機能を有していた。パスコ州のヤナワンカ地区から7km、プレインカ期の遺構が残るアストバンバ集落の向かいにある。インカの道路ネットワーク「カパック・ニャン」の一部で、最も洗練された宿場のひとつ。アンデスの標高3600m地点、クスコとカハマルカを結ぶ道路の中間に位置する。

ワラウタンボの聖なる宿場は12世紀から16世紀の間に造られた。川で隔てられたアストバンバ集落とはインカ様式の美しい石橋で結ばれ、人目を引くいくつもの落水が遺跡に趣を添えている。

この遺跡はインカ帝国の中でも、水信仰との関連性が明確に反映されたユニークなもの。中央部の建物には、上部から水が流れ落ちる見事な四角形の泉がある。カパック・ニャンの宿場跡というだけでなく、多数の泉が配された壮麗な眺めにも驚かされる遺跡だ。同時代の相似的遺構としては、クスコのティポン遺跡およびエクアドル北部にあるカランキスのワカが挙げられる。(ルイス・G・ルンブレラス・サルセド解説/中銀(BCR)サイトより引用・公式紹介動画はこちら)

同硬貨の発行枚数は1千2百万枚で、4日から市場に流通する。過去に発行された同シリーズの記念硬貨は次の通り。

1.   黄金のトゥミ (ランバイエケ州)
2.   カラヒアの石棺 (アマゾナス州)
3.   ライモンディの石碑 (アンカシュ州)
4.   シユスタニ石塔墳墓群 (プーノ州)
5.   サンタ・カタリナ修道院 (アレキパ州)
6.   マチュピチュ遺跡 (クスコ州)
7.   グラン・パハテン (サン・マルティン州)
8.   サイウィテの石 (アプリマック州)
9.   レアル・フェリペ要塞 (カリャオ特別州)
10. Templo del Sol (アヤクチョ州)
11. クントゥル・ワシ遺跡 (カハマルカ州)
12. ワイタラ神殿 (ワンカベリカ州)
13. コトシュ遺跡 (ワヌコ州)
14. パラカスの工芸織物  (イカ州)
15. トゥナンマルカ遺跡 (フニン州)
16. カラルの聖なる都 (リマ州)
17. 月のワカ (ラ・リベルタ州)
18. 旧パレスホテル (ロレト州)
19. リマのカテドラル (リマ・メトロポリターナ)
20. プシャロのペトログリフ (マードレ・デ・ディオス州)
21. モケグア風建築 (モケグア州)

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