ペルー人ドライバーの22%は・・・

fbに『Pentagonitoにあった広告塔。「歩行者に配慮しながら運転するペルー人はたったの22% 云々・・・」えー?22%もいるぅ???』と書いたら、色んなコメントを頂いた。在住者的には、そんな素敵ドライバーは10%もいない!ということらしい。

ペルーには、「轢かれたほうが悪い」という風潮が根強くある。インドネシアもそうだったが、金持ち=車、貧乏人=歩行という図式が定着しているからだ。金持ちは事故なんて金で揉み消せるし、貧乏人の声は世間には届かない。貧乏人が金持ちを轢き殺したら、それこそすぐお縄だ(そんな例すら滅多にないが)。何にせよ歩行者は報われない。

もちろん、ドライバー側にも言い分はあるようだ。確かにペルー人歩行者の無茶な渡り方には、本当に驚かされる。トラックがバンバン走り抜ける高速道路を、陸橋がそばにあるにもかかわらず、子連れで渡る母親とか。面倒くさいのは分かるけどね。でも子供がかわいそう過ぎる。

以前、「ペルーの交通事故死亡率は日本のおよそ4倍」とご紹介した。2年後の今、事故数が減ってるとはとても思えない。将来予測が苦手な上に、注意散漫な人たち。加えて交通マナー教育も進んでいない。道も悪いし、信号機もいい加減だし、良いところがないなぁ。

それでも、本当に少しずつだけど、親切ドライバーが増えてきている実感はある。今は10%でも、5年後くらいには22%にはなっていることだろう。