ペルーのインフレ率 域内諸国最小と予測

中銀(BCR)のフリオ・ベラウンデ代表は、ペルーのインフレ率が今年はラテンアメリカ諸国中最も低くなるだろうと予測した。

Consensus Forecastによるペルーのインフレ予測は今年2.9%、来年は2.6%で、中銀もインフレ目標が段階的に2%まで収束していくと判断する。金融機関、経済アナリスト双方ともインフレ率は来年まで予想レンジ内に収まると見ており、非常に安定した状態だとした。

2015年の域内諸国インフレ予測は、メキシコ(3%)、チリ(3.4%)、パラグアイ(3.6%)、コロンビア(3.8%)、エクアドル(4%)、ボリビア(5.2%)、ウルグアイ(7.8%)、ブラジル(8%)、アルゼンチン(19%)、ベネズエラ(105.9%)。

また、2016年はチリ(3%)、コロンビア(3.1%)、メキシコ(3.4%)、エクアドル(3.9%)、パラグアイ(4%)、ボリビア(5.2%)、ブラジル(7.3%)と見込まれている。

同様に、外貨準備高においてもペルーは域内諸国で高いレベル(昨年度623億800万ドル)にあり、国内総生産(GDP)でペルーを上回るコロンビアやチリよりも多い。今年の同高は603億800万ドルと予想され、今後2年間は安定して維持されるだろうと代表は述べた。

(ソース: El Peruano)