いつ払うか。

やっと2015年度分の固定資産税を払いに行った。区からの請求書は随分前に受け取っていたが、あまりの値上がりにびっくりして、払う気が無くなっていたのだ。具体的な数字は控えるが、例年の増加率の倍以上だったと書いておこう。期限までまだ1週間あるが、我が家にしては本当に遅い支払いだった。

私は請求書を受け取ったら、すぐ払うようにしている。支払いを伸ばしても請求額が下がる訳じゃなし、うっかり忘れて期限が切れても困るし。もちろんドルがどんどん強くなっている時は、しばらく様子を見ることもある。支払額によっては結構な差が出てしまう。

以前友達が、「(ペルー人)ダンナが、子どもの学費をなかなか払わないのよ。入学式はもうすぐなのに心配だわ」と話していた。お金がない訳ではない。「もしかしたら、突然学校が潰れて払わなくて済むかもしれないから、ギリギリまで待つ」んだそうだ。潰れたらそっちのほうが問題だろうと思うが、それは関係ないらしい。曰く、期限まで日あるのに、早く払うほうがリスクがあるというのである。

一方、「期限までまだ1か月あるから、今のうちにこの金を他に投資して儲けよう。そしたら差額分を得するじゃないか」という皮算用好きな輩もいるが、こういうタイプはだいたい失敗する。そして会う度に「忘れてるんじゃないよ。返す気はあるんだ。今はないだけだよ。でも必ず返すから」と言って、そのうち姿をくらましてしまうのだ。そんな話をこれまで何度聞いたことか。

金の支払いに関して、日本人とペルー人の違いはとても興味深い。約束を守る守らないとか、信じる信じないとか、歴史や文化と重ねてみると、その理由もなんとなく見えてくる。支払いに関しては日本人のままでいたいが、ここにいると時々「ま、いっか」と思ってしまうこともある。いかんいかん、流されないようにしなくては。ブログを更新することで、行方をくらませるようなことはしていないと断言しておきます。