天然ハーブの防虫作用と使い方

ハエ、ゴキブリ、衣蛾、蚊、蟻はとりわけ夏になると屋内に入り込んでくる。これらの虫は私たちの健康な暮らしに害を及ぼしかねないため、ペルー保健省の保健機関(INS)がハーブを使った除虫を推奨している。

INSの専門家オスワルド・サラベリー医師は次のように説明する。バジル (albahaca)やルータ (ruda)、ユーカリ (eucalipto)などの植物は、その芳香ゆえに天然の虫よけあるいは殺虫剤として作用する。これらのハーブに含まれる樹脂には、ハエのような昆虫の代謝を阻害する効果があることが知られている。

ゴキブリ退治にはグアナバナ (guanábana)の種子を砕いたものを通り道に置いておくとよい。合成殺虫剤を使うと子どもにアレルギー症状を引き起こしたりペットが嫌がったりすることがあるが、 グアナバナならその心配はない。

衣蛾もまた悩みの種。この虫には、薄い布もしくはガーゼの小袋にバジルやルータのようなハーブを詰めて吊るしておくとよい。コーヒー豆数粒に乾燥したレモンスライスかミントの葉を混ぜたものでも効果がある。

デング熱やチクングニア熱を媒介する蚊の繁殖を防ぐには、何よりもまず水の容器に蓋をして蚊を水たまりに近づけないようにすること。虫刺されには、樟脳やハッカ成分を含むハーブが天然の虫除けとなるだろう。ただし顔面や肌の敏感な部分には使わないこと。

蟻退治には、巣の入り口に新鮮なレモン汁を垂らすか、剥いたニンニクの皮を置いておくこと。

(ソース: TV Perú)