ペルー出入国手続きに関する注意喚起

[2014年9月8日付在秘日本大使館領事情報]

最近,ペルーでの出入国手続きに関し,旅券に出入国スタンプが押されておらず,不法入国や不法滞在となるトラブルが多発しています。旅券に入国スタンプが押印されていないと、不法入国とみなされる場合があります。

特に、ボリビア、エクアドル等の近隣諸国から陸路でバスなどを利用して入国する場合、ペルー人は入国管理事務所に立ち寄らずに身分証明書の携行のみで入国できるため、外国人がペルー人に交じって同じように入国手続きなしで入国してしまうことがあります。

このような場合は、気づいた時点でただちに入国管理事務所に引き返して入国手続きを行ってください。入国手続きを一切行わずにそのままペルーに滞在していると不法入国とみなされ、密入国者として取り扱われるため、出国の手続きに1か月以上を要することになります。また、その場合の出国は国外退去処分という形になりますので十分ご注意ください。(引用ここまで/在秘日本大使館サイトより)

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ペルー人にはパスポートを携行することなく、DNI(官製身分証明書)だけで入国できる国がいくつか存在します。特に陸路入国の場合、これらの国々から帰国するペルー人とただ同じように行動していると、前述のような事例が発生する可能性があります。

外国人が観光目的でペルーに入国する際は、滞在許可日数が記された入国時の一時査証(観光ビザ/冒頭の写真)取得が必要になります。また、パスポートに押印される同一時査証(領事情報では入国スタンプ)に加え、別途入国係官から手渡されるTAM (イミグレーションカード)の半券を出国時まで保持しておかなければなりません(ペルー国内のホテル等に宿泊する際にも提示要)。

さらに、パスポートやTAMに押印された一時査証の日付も必ず確認しておきましょう。まれにスタンプの西暦印字などが間違っていることがあるようです。その場合はすぐに入国係官に申告し、訂正を依頼しましょう。

バックバッカーなど、個人旅行で国境越えを試みる旅行者はもちろん、空路で入国する場合も自分のパスポートを入念にチェックし、国外退去 (explusión)の対象とならないよう注意してください。