ペルーの電気湯沸かし器テルマ

テルマとばーちゃん

やっとテルマ(電気湯沸かし器)が直った。8月2日の夜に突然壊れてから5日目だ。実はその日、日本時間でいうと3日の朝8時半ごろに、私の祖母が亡くなった。日頃の状況から覚悟はしていたものの、その訃報にしばし言葉を失った。

そしてその1~2時間後に、昼間はちゃんと動いていたテルマが作動していないのに気付いたのである。「こりゃ、ばーちゃんの仕業か」「ペルーに来たいと言っていたから、遊びに来たな」不謹慎だが、そう思った。98歳の大往生。多くの方々に見送られ、とてもよい葬儀だったと母から聞いた。

我が家の家電のほとんどはメンテナンスのことを考え、サービスのよいHIRAOKAで購入している。このテルマは10年保証ということで、もちろん領収書は保管していた。しかし土曜の夜ですでにサービス時間外、日曜もアテンドなし。メーカーも同じく週末は対応してくれない。そこで鍋にお湯を沸かして身体を洗うという、キャンプ生活に突入することとなった。お湯の有難さをしみじみ思う5日間。「お風呂に入りにおいで」と言ってくれたお友達、どうもありがとう!

何度かプッシュしてやっときたテクニコ(修理担当の技術者)は、タンクの様子を少し探った後、電気のスイッチカバーを外しだした。いやいや、壊れてるのはスイッチじゃないでしょ、と思ったら、接触が悪かっただけらしく、あっという間に直ってしまった。購入してから6年、旅行に行くときしかスイッチを切らないのに、なんで突然接触が悪くなるのか。やっぱりばーちゃんだな。困るよ、まったく。

今回は備品交換もなく、ただの出張修理とのことで、34ソレスと安かった。しかし今まで一度もメンテナンスをしていないので、10年保証は効かないと言われた。「毎年ちゃんとメンテナンスしていて壊れたら、10年間は保証するってことです」だと。そんなん聞いてなーい!嘘つきー!

じゃ、メンテナンス代はというと、90ソレスって。高いやん。メーカーにもよるが、80リットルタイプだと新品で800~900ソレスくらい。10年間真面目にメンテナンスしてたら、もう一つ新しいのが買えてしまう計算だ。

だったら壊れた時だけ34ソレスでチェックしてもらうのでいいやん、と言ったら、「いやー、一度タンクの水を抜いて、中を調べたほうがいいですよ」とテクニコ。そして「会社を通したら90ソレスですが、私に直接言ってもらえれば60ソレスでいいですよ」って。君たちは本当に社会のルールを守らんなぁ。

「これが私の携帯番号です。来週の夜電話します」と逢引の様なセリフを吐き、さっさと帰っていったテクニコ。そして熱々のお湯が復活~♪ありがたや、ありがたや。

これからテルマの赤いランプが付く度に、ばーちゃんを思い出すだろうな。もしかしてそれを狙っていた?困るなぁ、ばーちゃん。でもまあ、それも悪くはないなと思っている。

この記事は1年以上前(2014年8月7日)に投稿されたものです。
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