2013年のマチュピチュ観光収入502億円

ペルー通商観光省(Mincetur)の公式レポートによると、2013年にマチュピチュを訪れた観光客は117万人で、うち外国人は80万4,000人、ペルー人は37万3,000人であった。

また、マチュピチュ遺跡が同年もたらした観光収入はUS$4億9,200万(約502億円)に達した。マチュピチュ遺跡では、その日のうちにクスコへ帰ってしまう日帰り旅行客が多いが、それにもかかわらず、往復の交通費や昼食代、遺跡入場料に土産代を足した平均的な一人当たりの支出は、外国人がUS$450、ペルー人がUS$350になるという。

このような背景から、クスコ観光協会(Cartuc)会長を始めとする経営者たちは、アクセスルートを5ヶ所にすることで観光客が遺跡に及ぼす影響を軽減し、(現在設定されている)一日の入場者数制限を2,500人から5,000人へと倍増することは十分可能であり、これにより年間US$10憶(約1,020億円)の観光収入が見込めると指摘する。

尚、2013年にクスコを訪れた国内外の観光客は240万人。一方、クスコへは行ったが、マチュピチュ遺跡までは足を延ばさなかったペルー人は100万人近くに及んだ。

(ソース: エル・コメルシオ)