ラ・ビクトリアの火事

今日、セントロに買い物に出かけた。いつものルートを走るバスではなかったけど、「まあ、いっか」と乗車。常に激混みのAv. Aviaciónがなぜか空いていて、バスは快適に走行していたが、しばくしてふと窓に目をやると、外がなんだかきな臭い。

incendioenvictoriaあれ、火事よね?!まっ黒な煙がもうもうと立ち上り、みるみるうちに空を覆っていった。どうやら火災が起きてまだ間もないらしく、火の手がどんどん強まっているようだ。

リマはなぜか12月に火事が多い。つい数日前もセントロで火事があったばかりだ。人と物が大量に行きかうクリスマス直前。こういう時期に火事が起こると、その被害は本当に甚大だ。

incendio_02.JPG現場はMercado mayorista de Frutas(果物卸売市場)の近くのようだ。果物を保管する木箱が多いからなぁ、なんてその時は思ったが、後で聞いたら全然違った。現場は市場近くの4階建ての倉庫で、大量のタイヤを保管していたらしい。タイヤって本当によく燃えるんだよね。有毒ガスばんばんだし。バスのルートとは離れているが、燃えている様子はよく見えた。爆発を繰り返しているのか、時折物凄い勢いで火柱が上がっていた。

面白かったのは、こんなに煙が上がっているにも関わらず、バスの乗客たちはこの事態になっかなか気づかなかったこと。外を歩いている人たちも、全然気づいていない。なんというか、やっぱり周囲に目を配るってのが苦手なんだろうねぇ。

それから先、突然渋滞が始まった。消防車のサイレンがけたたましく鳴り響く。この渋滞は必要悪。仕方がないね、早く現場に到着してあげて。

incendio_03.JPGいつもより30分も多くかかって、ようやくセントロに到着。中央市場内のテレビで火事の様子を眺める人々。みんな口ぐちに「水がないんだな」「そうよ、水がないからだめよ」って言ってた。ペルーでは、消防車がいても水がなくて消火できないっていうのが日常茶飯事。残念ながらこれが現実。

ささっと買い物を済ませ帰路につく。帰りのバスからも、まだまだ勢いの衰えない黒い煙がよく見えた。ニュースによると、朝9時半ごろに起きたこの火事は数時間たった現在も燃え続けている。35台以上の消防車が出動したが、まだ鎮火には至っていないようだ。消防士と一般市民にけが人が出ている。建物が崩壊する危険性があるため、消防士は中に突入できずいにいる。

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“ラ・ビクトリアの火事” への2件の返信

  1. いつも楽しみに拝見しております。
    火事のニュースで、現場近くの果物屋が自分の仕事を優先する為に動かず、
    その為に消防車が通れない、というのを見ました。
    うーーん、さすがペルー。まさにno hay respeto!
    ちなみに火事が発生した頃、渋滞で車が止まっていたのですが、
    路肩から突然男が現れ、同乗者が窓の外からひったくりに合いました。
    朝っぱらから!ほんとにこの国は!
    12月はひったくりや強盗も増えますね…。

  2. Humitaさま。コメントありがとうございます。それにしても、本当にみんな自分勝手ですねぇ。果物より火事やろっちゅうねん。しかも同乗者様は大変お気の毒でした。きっとこの渋滞に乗じて、同じような犯罪が何ヶ所かで起こっていたのでしょうね…。まったくペルーです。ほんと、気を引き締めねば。

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