ダマシーノの鳥のエサパンとヘタウマ・レタブロ

「神の子の誕生だ!」というより、「でたー!」もしくは「でかー!」という叫び声が聞こえてきそうなアヤクチョのレタブロ(箱庭祭壇)。著名な工芸家の作品だそうだが、この何とも言えぬヘタウマ感が堪らない。表情自体は単純で乏しいのに、登場人物のイキイキとしたポーズや鮮やかな色使いが、見る者にさまざまな物語を連想させる。背景の隅々にまでこだわった見事な作品。

セントロの中央準備銀行博物館で昨日から開催中の「3 Feria Navidad en manos artesanas (第3回 民芸品のクリスマス市)」。このレタブロやアレキパのミシン刺繍、プーノ・プカラの牛の置物、織物類など、ペルーを代表する質のいい民芸品が売られている。私も黄色いニワトリさん by プカラをお買い上げ。年末はやっぱり黄色でなくちゃ!

博物館の隅で、パンを販売する男性を発見。Sr. Damacino Anccoは、ミストゥーラにも参加したというパン職人さん。今はまだ自身のお店を持っていないそうだが、普段はBarrancoのAv. Grau 308の「なんとか」っていうレストランでパンを作っているそう(レストランの名前は失念。住所はメモしてもらったのであってます)。

私が日本人だと知ると、「日本のパンは世界一だよね!」とすっごく褒めてくれたダマシーノさん。

「よく『パンはフランスが一番』っていうけど、日本のパンほど素晴らしいものはないよ」

「日本には、お米の粉が入ったパンがあるんでしょ?あれを食べてみたいなぁ」

「イーストじゃなくて、何か特別な材料で膨らますって聞いたよ」

「しかも、花に溜まった朝露を集めて作るんだってね!神秘的だね~!」

??? なんだか怪しいなぁと思って、もう一度どこの話か確認したら、「・・・あ、中国だった」って。マエストロ、困りますな、もう。

彼はキヌアやキウィチャ、カニワなどを使ったシンプルなパンが得意らしい。本日のおすすめは、Alpiste(アルピステ)入りのパンだという。アルピステって何?って聞いたら、「すっごく栄養があるんだよ!」って。そりゃそうだろうが、さっぱり分からん。でもここはペルー。私の知らない素晴らしい穀類が、まだたくさんあるに違いない。

私はそのオススメ・パンと、ゴマ・リナサ(亜麻仁)・アベナ(燕麦)入りのパンを買って帰った。さてこのアルピステ。調べてみたらなんと、「カナリー・シード(鳥のエサ)」と言うではないか。がーん!ダマシーノだけに、私、騙された?(←あっ、すみません。関西人なんでつい。許して)

そこで終わったら食べる気がなくなるので、あれこれ必死に検索してみた。すると「強い抗酸化作用があり、老化を遅らせる。植物性蛋白質が豊富、コレステロール値を下げる。内臓、特に腎臓、肝臓、膵臓の炎症を緩和する」など素晴らしい効能がわんさか出てくるではないか。

わーい!マエストロ、とりあえず「すっごく栄養があるんだよ!」はあってました。明日のお昼ご飯に頂きます。そういえば、「カニワのパンもおすすめなんだ。脳にいいんだよ!」とも言われたな。あれはどういう意味だったのか・・・。ダマシーノ、油断ならんな。←もうええっちゅうねん。

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